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2022.11.30

2023.10.18

太陽光のO&Mとは?サービス内容からメリット、費用相場まで解説

太陽光投資において、安全性を担保し投資収益を最大化するには、発電設備の運用保守・メンテナンスが必要不可欠です。

但し、これらの実施には、専門知識に加えて時間的リソースも要するため、専門家に委託できる「O&Mサービス」がお勧めです。

本記事では、O&Mの定義、目的とメリット、業務内容や料金相場を解説します。

  • 本業が忙しくて運用保守に手が回らない
  • 発電状況をもっと小まめに把握したい
  • O&M業者選びに迷っている

上記課題をお持ちの方はぜひご参考ください。


目次

太陽光投資におけるO&Mとは?


「O&M」とは、オペレーション(Operation)とメンテナンス(Maintenance)の総称です。それぞれの業務内容について解説します。

O&M 業務内容

O&M業務①:オペレーション


オペレーション業務の主な内容は、発電量の監視と、トラブル発生時の緊急対応です。

発電量の監視

パワーコンディショナーに遠隔監視システムを搭載し、日々の発電量を監視します。システムによっては、手元のパソコンやスマートフォンで発電量を確認することが可能です。

トラブル時の緊急対応

発電所で何かしらのトラブルを察知した際は、現地へ駆けつけ、調査や復旧作業を行います。

O&M業務②:メンテナンス


重要なメンテナンス業務は以下の2点です。

定期点検

定期的に現地へ出向き、設備の老朽化や、機器の絶縁・接地抵抗などがないか、調査を行います。

サイト管理

パネル表面の汚れや周囲の雑草の影は、発電効率の低下やホットスポットによる発火事故の原因となるため、定期的にパネル洗浄や雑草対策を施します。

O&Mサービスの必要性とメリット


大きく以下の3点です。

  • メンテナンス義務の履行
  • 発電量と収益の維持
  • トラブル抑制と早期対処

1.メンテナンス義務の履行


以下の発電所は、メンテナンスが義務化されています。

  • 50kW以上搭載の太陽光
  • 固定価格買取制度を適用している太陽光

メンテナンス内容は「事業計画策定ガイドライン(2022年4月改定版)」に則り、万が一メンテナンスが不十分だった場合、FIT認定が取り消される可能性もあります。 

ガイドラインを正確に理解し、実行するには専門的知識と技術を要するため、O&M業者への委託がお勧めです。

2.発電量と収益の維持


メンテナンス不足により、以下のような状況を招くと、発電量は著しく低下します。

  • 周囲の雑草が伸び、パネルに影ができる
  • パネルの表面に汚れが蓄積している

発電量の低下は、売電収益の低下に直結するため、メンテナンスは必要不可欠です。

O&Mサービスではプロがメンテナンスをするため、手間をかけることなく発電設備の状態を維持することができます。

発電効率が低下する原因や対策についてはこちらの記事をご参照ください。

3.トラブル抑制と早期対処


設備故障による発電機会の損失は、太陽光投資において避けたいリスクの一つです。例えば、台風によるパネル破損、ケーブル断線で発電不備が生じ、結果として売電収益が大きく低下するようなケースです。

O&Mサービスでは、発電所の異常事態を遠隔監視で早期に察知し、現地へ駆けつけ、緊急修理を行うため、万が一のトラブル発生時でも安心です。

また、日々のメンテナンスにて、設備点検やトラブル対策に必要な提案をしてくれるため、トラブル発生リスクを最小限に留めることができます。

太陽光発電 想定トラブル

また、災害対策としては保険加入の検討もお勧めします。詳細については、こちらの記事をご参照ください。

O&M業者の選び方


発電量の監視とメンテナンス実施という点においては、どのO&M業者でも共通していますが、サービス項目詳細やオプション内容、料金体系は大きく異なります。優良なO&M業者を選ぶポイントについて、以下に解説します。

発電所から営業所までの距離


発電所でトラブルが発生した場合、一刻も早く現地へ駆けつけて対処することが重要です。

従い、O&M業者がどこに営業所を構え、発電所までどのくらい時間で到着するのかを把握した上で、依頼することをお勧めします。

O&Mサービスの提供実績


O&Mは5年、10年と長期契約することが一般的ですが、依頼していた会社が倒産した場合、サービスを受けられないだけでなく、支払った費用も回収できない可能性があります。このような観点から踏まえ、なるべく実績豊富なO&M業者への依頼が推奨です。

点検項目と料金体系


以下4項目がサービスメニューとして含まれているかの確認は必須です。

  • 発電量監視
  • トラブル対応
  • 定期点検
  • サイト管理

また、発電所の立地条件やパネルの枚数などによって料金は異なるため、見積もりを取り、料金内訳を把握することも重要です。

O&Mサービスの費用相場


産業用太陽光発電所におけるO&Mサービスを提供している業者の費用の一例です。

O&Mサービス 費用相場
※自社編集部による調べ(2022年11月時点)

サービス提供範囲も異なるため、一概に比較するのは困難ですが、およそ月額1万円~2万円の料金体系が多い傾向にあります。

O&Mのご相談なら『SOLACLE』へ


太陽光投資家として法律に定められた義務を履行する上でも、投資効率の最大化を目指す上でも、運用・メンテナンスを専門家に委託できるO&Mは必須と言っても過言ではありません。

本記事を参考に業者間のサービス内容や費用を比較し、適切なO&Mのサービスを探してみてください。

SOLACLEでは丸紅が自社保有してきた物件の運用・メンテナンスで培った高度なノウハウを元に、高品質のO&Mサービスを提供しています。

O&Mに限らず、融資や保険など購入から運用、売却までワンストップでご支援しております。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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