太陽光投資を検討するにあたっては、物件調査から資金調達、保険加入、運用保守、税務対応など様々な領域で知識や時間的なリソースを要します。
本業で忙しいサラリーマンや投資家の方は、サポートしてくれる業者を活用するケースが多いですが、いざ依頼先を探すと
- 信頼できる業者か不安
- 金銭的やりとりが不安
- 優良業者の見分け方が不明
上記のような課題を感じる方も少なくないでしょう。本記事では、太陽光投資の業者選定ポイントについて、失敗例を取り扱いながら解説します。ぜひご参考ください。
目次
太陽光投資を業者に依頼する必要性
冒頭で述べた通り、各領域で専門知識と時間的リソースを要するのが太陽光投資です。物件を購入する場合、例えば以下の対応が必要であり、全てを自ら対応すると、かなりの手間が発生します。

仮に、専門知識が備わっていたとしても、中古物件が注目を集める昨今では、優良物件の競争率が高まっているため、スピード感が重要になります。
従い、太陽光投資を効率よく行う為に、業者のサポートを受けることをお勧めします。
中古物件が注目される背景、購入メリットやデメリットについてはこちらの記事をご参照ください。
太陽光投資業者選びの失敗例
代表的な4つの失敗例と対策について解説します。
1.相場と離れた高額請求
物件の購入手数料や、メンテナンス費、工事費などにおいて、相場とかけ離れた高額な請求をされるケースです。
適正な相場や内容妥当性の判断が必要になります。
2.架空物件の紹介
架空物件を偽造され、手付金を支払ったタイミングで連絡が取れなくなるケースです。
可能であれば実際に現地視察を行うことをお勧めします。遠方などで調査が難しい場合は、航空写真を確認してみるのも一案です。
3.計画的な倒産
計画的な倒産により物件販売や施工が完了する前に資金を持ち逃げされてしまうケースです。
倒産した業者から債権回収する法的難易度は高いため、実績豊富で業績が安定した業者を選定することをお勧めします。
運営元会社の資本金、経営年数、公開している決算報告書などの調査を推奨します。
4.不正確なシミュレーション
実際の発電量が大幅にシミュレーションを下回るケースです。シミュレーションはあくまで予測につき、完全一致することはありませんが、大幅に下回る場合は、意図的に水増しされている可能性があります。
本来、発電シミュレーションには、下記の条件を踏まえ、算出する必要があります。
- 日射量や土地の傾斜
- パネルの向きや角度
- パネルの劣化率を考慮
- 過去の発電実績(中古の場合)
- その他周辺状況(建造物など)
そのため、業者からのシミュレーションに対して、上記要素がどこまで考慮されているのかを直接確認すると良いでしょう。
もし可能であれば、自分で発電シミュレーションを算出してみるのもお勧めです。算出方法はこちらの記事をご参照ください。
以上、よくある業者選びの失敗例4つを解説しましたが、その他太陽光投資全般における失敗やリスクについてはこちらの記事をご参照ください。
悪質業者は減少傾向にある?
規制強化に伴い、競争力の低い業者や悪質業者が淘汰され、太陽光関連業者の倒産件数は、2015年以降大幅に増加しています。
しかし、2022年時点でも、実際の発電量が業者から提案されたシミュレーションを大きく下回るといったケースは多く、依然として業者選びが重要であることには変わりないです。
太陽光投資の業者選定ポイント
業者選定の必要性や、失敗例に続き、以降では具体的な選定ポイントについて解説します。
1.ビジネスモデル
具体的には、仲介業者か直接売買のどちらか、という観点です。各ビジネスモデルの一般的な特徴(傾向)は以下です。

仲介業者は全国各地の物件情報を集約しているため、取扱物件数は多い傾向にありますが、良し悪しを判断しづらい側面があります。
また、ビジネスモデルによってはお問い合わせに際して、複数業者から頻繁に連絡が来ることもあるため、本業が忙しいサラリーマンや投資家にとっては不都合な点もあります。
一方、直接売買の場合、売主の保有物件となる為、売主の信頼性が物件の品質にも繋がります。
また、専任コンシェルジュが一人ひとりに付いて対応してくれる場合には、売主に直接相談することが可能です。
但し、この直接売買モデルは、提供する会社の信頼性によるところが大きく、慎重な判断が必要です。
2.サービス網羅性(一貫性)
業者によってサービス領域は大きく異なります。サービス対応範囲が狭い場合、複数業者へ委託する必要があります。
例えば、物件紹介は手厚くサポートを受けたものの、金融機関からの資金調達や保険加入のサポートが無く、結局別途で業者や税理士に相談する必要があるケースです。
また、購入後のメンテナンスやFIT終了後の売却/事業継続においても同様で、依頼先の業者が増える分、コミュニケーションコストが増え、費用もかさむ傾向にあるため、なるべくワンストップで対応している業者への依頼を推奨します。
金融機関から融資について興味のある方は、こちらの記事をご参照ください。
3.実績や会社規模
太陽光投資は、数千万〜数億円規模の初期費用を要する投資のため、信頼できる業者選定は極めて重要です。見極める要素としては主に以下が挙げられます。
- 会社の資本金や経営年数
- 会社の決算報告書
- ホームページの情報量
- 口コミ・評判
公開情報の「量」や「質」はその会社の信頼性を判断する一つの指標になります。また、第三者目線での評価についても確認できると尚、判断しやすくなるでしょう。
安心できる太陽光投資は丸紅運営の『SOLACLE』へ

太陽光投資の成功には、業者選定で左右されるといっても過言ではないため、上述の通りよくある失敗例を把握した上で、以下3つのポイントを念頭に置くことをお勧めします。
- 1.ビジネスモデル
- 2.サービス網羅性(一貫性)
- 3.実績や会社規模
丸紅が運営するSOLACLEでは、丸紅が保有する中古物件のみを取り扱い、丸紅から直接購入できるため、金銭的な不安やトラブルなく依頼することが可能です。
また、SOLACLEでは、中古物件紹介だけでなく保険加入、融資サポート、メンテナンスなどもお客様のニーズに応じてワンストップで提供しています。
本業で多忙なサラリーマンや投資家の方でも、専任のコンシェルジュが一人ひとりに最適な提案、サポートいたしますのでお気軽にご相談ください。
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